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花みち元気塾通信2022年11月「受験で得られる成長」

 朝夕冷え込みだすこの頃、11月に入って受験シーズンとなりました。

今まで頑張った成果を入試で思い切り出していけることを目指して皆受験生は頑張っています。

保護者にとって、特に長子の受験は人生でも経験したことのない思いを感じることかと思います。

それまでは子どもに何かが起きても親が取り繕うことができることが多かったと思いますが、受験だけはそうはいきません。受験会場に送って行くまでしか一緒にできることはないのです。

子どもの力を信じ、ただただ時間が過ぎて、受験が終了するのを待つ、それしかできないことを当日知らされることになるでしょう。

私もどうにもできない状況に不安や心細さを感じてきたものです。受験会場で待つ間、その日の入試問題が待合室に張り出されることがあります。それを見た瞬間、自分の子にできた問題かどうか大体の感覚でわかります。「あーだめだ」と思う時もあれば、「いけるかも」と思う時もありました。

なかなか合格できない時は出口のないトンネルに入り込んでしまったようなそんな感じを経験します。しかし合格したと聞くと雲ひとつない青空に放り出されたような気持ちにうって変わるのです。

私は自分が育った家庭の状況から、自分の子を医師にすることが最大のテーマで生きてきました。そんな小さな枠の家庭環境で生きていました。なので次男が医学部に合格した時の気持ちは生きていた中で一番嬉しいものでした。これで自分の人生を生きられる、そんな気持ちを感じました。

 長男が国家試験に合格した時のほっとした気持ちも忘れられません。三男はまだこれからですが、どの道となっても全てを受け入れられる気がします。

 たくさんの入試の経験から考えると合格したての時はこの上もなく嬉しいのですが、時間の経過と共に入学した学校がその子に一番合っていたと感じることになるのもまた事実です。行った先で、素晴らしい出会いが待っているのです。

 また、お預かりしている子ども達を見てきて思うのは、受験勉強をしたことで身に付く力はどんな子にも多かれ少なかれ必ずあるということです。

それは中学受験でも同じです。小学生ではありますが、真剣勝負は子ども達を一歩成長させます。高校受験も大学受験も成長という時点では同じです。受験が終わると頼もしさとなって表れる気がします。

未来の見えない中で自分の力を信じて学習することは、逃げないで真っ向勝負することでもあります。それはまた社会で生き抜くことはどんなことかを身をもって知ることになることでもあります。

この経験は合否以上に貴重なものです。 合格証は子どもにも親にもとても嬉しいものです。しかし受験で得られた自信は合格証以上に高く掲げてよいものです。

 今年も入試がスタートします。 「合否で人生は決まらない。でも頑張った成果が出ることを祈ってる。」

それが私から受験生への今シーズンの言葉です。