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花みち元気塾通信2022年6月「経験と失敗から得られる力」

梅雨の晴れ間の朝、青空が広がり新緑が朝日にキラキラ輝いているのを見ると、太陽の力は心まで明るくしてくれるというありがたさを感じます。

 数年間、保護者の方々と直にお話しする機会があまりなかったのですが、次第に保護者会、説明会も対面で行えるようになって今の想いに触れることができるようになってきました。
 いろいろな話を聴くうち、昔も今も親は子どもへの心配を持ち合わせて生きているということです。
 心配されている子どもは鬱陶しい気持ちではいるものの、成長とともにその気持ちを理解できるようになり、またその気持ちを持つ者となっていくのだと思います。
 
 私は子どもの頃、母に「テストができたら〇〇買って」と言った時、母が「テストができなくても買ってあげる」と言われて「そうなんだ〜。よかった〜。」と思って何でも買ってもらった記憶があります。大人になってもブランドのバッグが欲しくて、アメリカまで行ってやっと見つけて思い切って大金を支払って購入したものの、もったいなくてなかなか普段は持つ気持ちになれなかったこと、見かけがかっこいい〜と思って私にとっては価格が高い車を購入したが、実際に乗ってみたら後ろの窓が小さくて、振り返っても何も見えず慣れるまで怖くて仕方なかったなど、今では笑って話せますが、その時は自己嫌悪との戦いでもあります。
 
 そう育ってきているので、自分の子どもにも欲しいものがあって買える金額のものであれば「欲しければ買ってみれば〜」と言って買い与えしてきました。
 買い与えは良くないのも感じるし、実際甘やかしではあると思うのですが、良いもの、良くないもの持ってみて経験しないとその感じさえわからないこともあります。
 
 子どもの頃の経験もそれと似ていて、何かにトライしてみないとそれがどんなものかわかりません。もし何かにトライして失敗したのなら、それはまたひとつの貴重な経験として記憶されその後に活きてくることでしょう。
 
 今、お金を遣うことをためらう若者が増え、それと同時に枠をはみ出すことなく普通に無難に生きたいとする風潮を少なからず感じます。
 普通、無難という言葉は何の基準を表すのか定かではありません。その人にとっての普通は他の人にとっては特別かもしれません。
 
 一度の人生、トライすること、失敗すること、立ち上がること、それを繰り返すエネルギーを持ち合わせていってはどうだろう?どこかでその生き様を見て、何かを感じてくれる人がいたら、それは社会に貢献していると言えるのではないかと思います。
 
 そしてこうした思いもあくまで私の主観的な考えですが、子ども達の小さな失敗の繰り返しを私はいつも笑顔で迎えていきたいと思います。