花みち元気通信part2 2023年1月「体験の豊富さで違いが出る」(稲川)

公立中高一貫校の受験が終わりました。「適性検査型」の試験は、ある程度の知識は必要ですが、最終的には実体験の豊富さがカギとなってくると思います。今年の試験では、水をろ過するのにろ紙とろうとの代わりになる物を考える問題や、バスや電車を乗り継いだ時の時間を計算する問題などが出題されました。

無人島脱出企画のお正月番組で、千原ジュニアが「初体験を何回したかで、人生の豊かさが決まるんじゃない?」と少年のような瞳で話していました。私も常日頃から思っていたことなのに、ここ数年ワクワクする体験をあまり我が子にさせられていないなぁと反省しながら、息子と一緒に見入ってしまいました。

長女が小さい時は、毎年キャンプ、スキー、登山など、野外での体験を楽しんでいた我が家ですが、長女が中学生になった途端、部活や塾で土日はつぶれ、コロナ禍も相まって、野外体験はめっきり減ってしまいました。そうなると実体験が圧倒的に少ないのは、末っ子です。「虹って何でカラフルなの?」「うるう年って何であるの?」等と上の子が疑問を投げかけた年頃になっても、特に疑問やこだわりを持たず、話下手な末っ子がやや心配でした。

私がバタバタと上二人の送迎をしている間、留守番でテレビばかり見ている末っ子を見かねて、休日は夫が外に連れ出してくれるようになり、少しずつですが興味を持ったことや自然の中で得た知識を話してくれるようになりました。「冬の大三角形は、あれだよ。あのオレンジっぽい星がペテルギウスだよ。」「見て!きりもみ式火おこしで使うのにちょうどいい棒を見付けたよ!」など、生きた言葉がこぼれてきます。末っ子の話下手は、単に言葉を知らないのではなく、「初体験」や「発見」「感動」の機会が少なかったせいもあると知り、長女中心だった生活を、何とか工夫して子ども一人一人を尊重した生活に変更できるよう夫婦で話し合いました。

中3で受験真っ只中の長女と私を置いて、男3人で今度スキー旅行に行こう!と盛り上がっているのを見ると、嬉しくなります。さてさて、どんな「初体験」が待っているのか、お土産話が今から楽しみです。

稲川頼子

通信2
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