保育園、幼稚園での授業を通して園児を見る機会が増えています。ここが大切と感じることは、利益を考えず、できる限り現場に入って行っています。
年中の正課授業では鉛筆を持たないので、「見る、聞く、姿勢、はい鉛筆」の合言葉を、「見る、聞く、姿勢、はいに笑顔」という言葉に変えて、皆で大きな声で言ってから授業に入ります。
世の中のことでも、家庭でも、学校でも、職場でも、私達はいつも楽しいことばかりではなく、大変なこと、辛いこと、イラつくことなど、そうした負の気持ちを持ってしまいます。私も自分の中の琴線に触れると、そうした気持ちが自然に湧き上がってきます。
そうした時は、すぐには分からなくても、後からなぜそうした気持ちになったのかを考えることがあります。大体は、私が当然と思っている人としての姿勢が、違った方向に感じられた時に、そうした気持ちが現れることに気がつきます。
ですが、それが正しいか正しくないかというと、そこに正解があるわけでもありません。なので私は、こうした時に思ったことを、そのまま大人にも子ども達にも裏表なく伝えたいと思っています。
そして、いろいろな感情が現れても最後は笑顔で締めくくることが、その後や、その次の日の元気につながっていくのだと思います。
それを考えて、園児達にも最後はみんな笑顔で終わりたいという気持ちから、「見る、聞く、姿勢、はいに笑顔」としているのです。
月に1度か2度の授業でも、子ども達の成長は感じられます。考えること、試行錯誤することによって、目には見えない心の強さを、笑顔と共に伸ばしていくことができれば、小学校に行ってからも、少しのことでは動じない柔軟な子になっていけると考えています。
幼児期に周囲の子と比べることには、何の意味もありません。その子の成長を感じて、それを共に喜ぶ大人がいて、初めて学習に取り組み、成績を上げていく気持ちになっていくのだと思います。
子どもたちがこれから先、嬉しいことばかりでなく、悩むことや立ち止まることに出会う日もあると思います。そんなときでも、幼い頃に感じた「できた喜び」や「認めてもらえた安心感」、そして「笑顔で終わる時間」の記憶が、その子の心をそっと支えてくれるのではないでしょうか。
できないところではなく、できるところを伸ばして、木の幹が毎日は感じられなくても確実に太くなっていくように、子ども達の心もいつの間にか大きくなること目指していきたいと思います。
今年度もありがとうございました。
花みち元気塾通信 2026年3月「笑顔で終わろう!」