中学受験が、今年も終わりました。
結果にはそれぞれ、嬉しさや悔しさがあることと思います。
嬉しいときは、思いきり喜んでください。
一方で、残念だった結果については、まずは冷静に受け止め、その後は「これから先に、もっと良いことが起きるための、ほんの少しの我慢」くらいの気持ちでいて欲しいです。数日間気持ちを整理したあとは、ぜひ前を向いて、また歩き出してください。
これまで多くのご家庭を見てきて、私が強く感じるのは、保護者が結果を引きずってしまうことが、何より子どもにとって良くないということです。
子どもたちは驚くほど早く、また元気に駆け出します。
だからこそ、親も「少しの我慢」をして、引きずらないで欲しいと思います。
この先には、きっと今よりもっと大きな喜びがあります。
それを楽しみに日々を過ごすことができれば、その未来は本当に現実になると、私は信じています。
合格は、子どもたち自身の努力の成果です。
そして、不合格は、私の責任だと思ってください。
他塾では、合格率を上げるために学習日や学習時間を増やす対策を取るところもあるようです。しかし私は、それは逆効果だと感じています。
子ども自身がやる気になって学習時間を増やすことは素晴らしいことですが、まだ幼い小学生を大人の都合で拘束し、無理に学習時間を増やすことは、子どもの将来にとって弊害の方が大きいと考えています。
合否は誰にも分かりません。
だからこそ、将来に役立つ学びをすることが、最も大切です。
表面的な暗記や、公式を当てはめるだけで解ける問題を出す学校は、年々減ってきています。
AIですぐに答えが出てしまうような問題は、今の時代に合わなくなっているからだと思います。
その子が持つ感性、理解力、そしてそれをアウトプットできる力。
そこに重きを置いた問題を通して、学校は「本当に求める生徒像」を見ているのだと感じます。
この流れは中学受験に限らず、高校受験、大学受験、そして就職にまで及んでいます。
何ができていないのかを正しく見極め、できないところからやり直すこと。
なぜスムーズにいかないのか、その原因を一緒に探れること。
それもまた、塾の大切な役目だと考えています。
格差が広がる現代ですが、それでも大学共通テストはセンター試験よりも思考力重視となり、今年はさらに難化したと言われています。
更に格差が広がるとような現状に、日本の教育の行く先に不安を感じることもあります。
それでも、目の前にいる子どもが元気に学び、社会へ羽ばたいていくこと。
それを目標に、今の私にできることはすべてやってみたい。
それが、私ができる私なりの「教育」です。