朝6時2分。私の一日は、その時間に始まります。
カーテンを開けると、まだ静かな空気の中で今日が動き出します。子どものお弁当を作り、夕食を作り終えると、すでに6時40分。送迎を済ませ、シフト確認や事務作業を終えたら、掃除・洗濯へ。午前中は銀行や打ち合わせなど外回り、午後からは幼稚園授業。その後は個別や受験コースの授業、曜日によっては市の委託事業もあります。
夜は20時半過ぎから面談や面接練習。日曜日は受験生の過去問演習。すべて終えて時計を見ると、いつも日付が変わる頃で、「早く寝なきゃ」とつぶやく毎日です。
先日、講師研修の一環で自分の授業の様子を録画して見てみたら、あまりにも無駄に動き回っていて思わず笑ってしまいました。
早くに両親を亡くしているので介護はなく、自由な時間もありますが、それでも日々押し寄せる「しなければならないこと」の波に、時折どうしていいかわからなくなることもあります。先週も慌てていて駐車場の車止めにつまずき転倒し、膝は今かさぶたと青あざだらけです。
イライラしそうになるたび、「落ち着いて」と自分に言い聞かせています。そういう瞬間にこそ、これはまさしく“修行”なのだと感じ、しっかり足を地面につけます。
忙しい毎日だからこそ、休日やわずかな自由時間をどう過ごすかを大切に考えます。30分の空き時間さえ貴重です。けれど、その行動を選び、日々を組み立てているのは自分自身。だからこそ満足でもあります。
とにかく思うのは、子どもたちに対して、「あのとき、こうしてあげればよかった」と思うことがないように――その子のためにできる最善を、分け隔てなく全員に届けたいと思っています。
今の子どもたちは、私と同じように毎日忙しそうです。学校、習い事、宿題……次々とやることに追われています。「もっとゆっくりでいいのに」と思っても、それが今の社会の普通なのかもしれません。
だからこそ、「丁寧に、じっくりと」という姿勢を忘れないようにしたいのです。忙しすぎると、何事もいい加減になり、「できないのにできたふり」「やっていないのにやったことにする」といった形だけの行動に陥りがちです。それでは本当の意味がありません。
小学校低学年のうちは大人がしっかり見てあげること。
そして高学年になったら、自分の心と向き合う力を育てること――たとえ私が忙しくても、「落ち着いて」と自分に唱える、子どもたちにも同じように自分を整える力を身につけてほしいと願っています。できないならできない、嫌なら嫌と言えることも必要な時があります。
私達は結果だけを求めず、過程を大切に。目標設定をむやみに高くするのではなく、その子の成長に応じた適切なステップを見守り続けていきたいと思います。
子どもたちが元気で、自然な笑顔を見せてくれる――その今こそが、何よりも大切なのです。