新年おめでとうございます。21世紀も4半世紀になります。世の中は益々変化しているのを感じます。少子化、介護問題、物価高騰、戦争などマイナス的なことが多く話題にはなる昨今ですが、プラス面を見て喜び多い毎日にしていきたいと思います。
毎年のことながら年が明けて入試シーズン真っ只中です。受験生の中学3年生、小学6年生とかなりの長時間学習してきました。自分自身でするべきことは皆わかっていて、「何をしたら良いですか?」と聞かれることはなくなりました。
今回の冬期講習は軽食付きにして皆で食べる時間を作りました。公園に行って食べたり、皆で分け合って食べてみたりする時間もでき、メリハリある時間を過ごすことができたと思います。休憩で思い切り息抜きできるとその後はさっと学習に移れます。たった5分の休憩でも充分楽しむ子ばかりです。私もたくさんのお弁当やピザを購入しながら、大家族の家の感じを味わうことができて楽しかったです。今はお母さま方も仕事をされていることが多いせいか、お弁当を持参しなくて良いことに思った以上に感謝してくださいました。
子どもの明るく前向きな成長には保護者、特に母親のはつらつさがエネルギーになって成り立つのは子ども達を見ていて紛れもない事実だと思っています。私は子ども達を見ながら、保護者の方の気持ちが心配につながらないよう常に考える習慣になっています。それは今まで経験してきたことがあるからです。あまりに心配過多になったり、指示が多くなったりすると子どもは出来事や自分の気持ちを話さなくなります。しかし会話は非常に重要です。自分の気持ちをまとめることができ、どうしたら相手に言いたいことが伝わるかを練習できます。また会話をすると頭の中はフル回転しているので結果的には学習の向上にもつながります。急かさずに楽しく聴いてあげる大人の姿勢は欠かすことができないものです。
大人が人を認めると人に優しい子に、他人を批判をすると反発の多い子に、子どもの主体性を大切にするとリーダー的な子になるように大人の対応は子どもの成長に関わることです。
毎年行っている面接講習ですが、最初は恥ずかしがったり小さな声だったりした子達が、その子の強みを見つけてそこに自信を持っていくと、最後には皆から拍手が出るほど堂々と話せるようになります。声に出して言ったその言葉は未来への力になります。考え、言葉にする、そしてそれを実現するための行動に出る、それがミラクルを呼びます。私はたくさんのミラクルを見てきてから、子ども達に不可能との言葉は使わないようになりました。
ミラクルを呼ぶために保護者の皆様はお子さまを笑顔いっぱいの大きな気持ちで包んでいきましょう。「〇〇ちゃんいいね!」「すごいね!」「かわいいね!」「かっこいいよ!」それが子を育てる親の幸せにもつながるはずだと思うのです。
たくさんの会話ができる年になりますように。
そして私は今年一年、
力を持って世の中を切り拓ける知恵がつくように子ども達に力を注ぐこと、
問題を抱えていたり良い環境で生活できないでいたりする子には小さなことでもできることを最大限にしてみること、
この2本柱で進む予定です。
今年もよろしくお願いいたします。
藤井道子