新年度用のテキストを配布しようと準備しておいたところ、雪の予報。大事を取り休講としたため、テキストを別の教室に運ぶことになり、テキストの入った段ボールを運びました。それからずっと腰が痛く、日に日に痛さはつのり、座るのも車に乗るのも痛く、歩くのもおぼつかない日々でした。何でもない時は自由に動き回っていたのに、それが嘘のように動けない、痛い、となって気持ちも沈んできました。このまま治らなかったらと不安にもなりました。保護者の方が「大丈夫ですか?」と声をかけてくれたことがとてもありがたかったです。治った時はホッとしました。が次の瞬間はまた動き回っていました(笑)
人は実際にその状況と気持ちにならないと本当の大変さはわからないと実感しました。
子ども達が学習がわからない、友達にからかわれる、保護者の方が子どもが心配という気持ちも実際にその立場にはなれないので本当の気持ちはわかりません。が、そういった時自分に置き換えて考えることで少しは気持ちを共有できるかもしれません。
新年度、またいろいろなことが起き、楽しさだけでなくマイナスの気持ちも起きるかもしれません。そうした時、私達聴く側はできる限りその立場で考え、想いを重ね、その上で言うべきことは言う。そのスタンスは新年度も続けていきたいと思います。
忘れてならないのは子ども達はもちろん大人も何かあるということは成長するチャンスととらえること。嬉しさ悲しさ、半々で少しでも嬉しさが優っていたら人生OK。そのくらいの気持ちで。子どもが笑うその瞬間は大人にとっても嬉しさ、親が楽しんでいる姿は子どもにとっても喜びです。日々の中にも幸せを見つけて嬉しさが勝る人生を自らの努力で作り上げられるのではないでしょうか?
卒業生、その保護者の皆さま、ご卒業おめでとうございます。嬉しさがまた一つ出来たことを喜んで、新しい世界に希望をもって進んで欲しいと思います。
今年度も大変お世話になりました。来年度もよろしくお願いいたします。子ども達の笑顔のためにできることを精一杯して参ります。