元旦の夕方能登半島付近での地震、次の日には航空機の火災、しかもそれは地震の地域へ物資を運ぶための海上保安庁の機とジェット機との衝突ということで、多くの人々がやるせない気持ちになったと思います。今尚大変な状況で暮らしている人々がたくさんいると思います。
これだけAIが進んだ世の中になっても、天災から逃れることはできないし、まさかの事故を回避することは難しいということを感じた年明けでした。
また子どもが小さい時お世話になった幼稚園の先生が突然年末に亡くなりショックだったこともありました。そういったことも重なり、人はいつ何が起こるかわからないので、その時々を一生懸命生きること、と言うと偉そうになってしまうので、そこまで力を入れなくても、その時々を楽しく過ごすこと、後悔しないで過ごすことをいつも頭に置いていきたいと思いました。
その意味もあって、今年は一日の終わりに必ず
「〇〇が楽しかったー」
「〇〇でよかった〜」
と声に出していくことに決めました。
昨年の元旦は毎日玄関を布拭きすることに決めました。毎日すると習慣化して今年になっても毎日のルーティンになっています。それを今年はその日の楽しかったこと、よかったことを言葉に変えていくこととして、ルーティンにしていきたいと思っています。
ルーティンといえば子どもたちの生活も毎日繰り返すことで身に付けることができます。連絡帳に書く習慣がない子には身に付くまで書くのを隣で見たり、学習の習慣がない子には毎日自習室に来ることを勧めたりすることで身に付いていきます。ただ、「こうしなさい」という言葉をかけるだけでは身に付けることは難しいので、一緒に取り組み、見ていることで誤魔化さないでする習慣がついていくと考えています。
身につけることはどんなことも結局は成長していく段階で、自分の心に向き合うことにつながると思います。
自分はどうしたいか?
それをするにはどうすれば良いか?
常に自分に自問自答することが大切です。
それがスムーズにできるように、今年は「写真作文」の次の段階として、
「写真日記」
を作成したいと思っています。感性に響く写真を季節ごとに日記のページに取り入れていきます。日記なのでその日の感情、出来事、しなければいけないこと、何も思い浮かばないなら写真を見ての思い出や希望、何を書いても良いと思います。心の中を言語化することで見えてくることがあります。
コミュニケーションや人の前で話すこともすぐには身に付けられることではなく、経験や想いを言語化することで次第にできるようになる、まさしくルーティンと同じことかと感じるのです。
私には好きなスープがあってスーパーでそれを買おうとしたら以前は113円で買えたのに、156円になっていて思わず手を引っ込めました。
物の値上がりが激しく、益々高齢化する日本ですが、子ども達がこの先の世の中を創るのは間違いありません。
子ども達一人ひとりがそれぞれが持って生まれた良さを認められながら成長し、一人ひとりはバラバラな個性でも、ジグソーパズルのように組み合わさって生きやすい世の中の形ができていくと思います。
先の見えない今だからこそ希望を持って毎日子ども達と楽しく過ごしていきたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。