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花みち元気塾通信2023年7月「解答用紙が全てを語る」

 ある学校の先生に
「入試の解答用紙は学校へのラブレターと思って書いて欲しいです。」
との言葉をお聞きしてなるほどその通りと思いました。


 たくさんの子ども達を見てきた先生方には
この子がどのような環境で育ち、
どんな学習をしてきたか、
入学したい気持ちは本物かが、
答案用紙を一目見ればわかるのではないかと思いました。


 私は答案用紙をラブレターのように書けるようになるにはたくさんの要素が含まれていると考えています。

①「丁寧力」物事をゆっくり丁寧にする力。
 授業の合間に折り紙を折ったり、紙飛行機を作ったり、紙粘土で何か作成したりします。紙を折るなら、角と角をしっかり合わせて折り目を指でなぞって綺麗な直線にする、紙粘土ならよく練って線がなくなるまで擦っていくなど時間はかかっても途中で諦めないで自分で納得いくまで取り組むことが大切と思います。    
 紙飛行機ができた後、先を指で折って尖らせてと言うと皆どれだけやるのかと言うくらい繰り返します。何とかして自分の折った飛行機を遠くまで飛ばしたいかの気持ちが強いからでしょう。これは料理でも掃除でも同じです。自分の気持ちが適当を許さない。しっかり丁寧に仕上げることは、解答用紙を完成させることに似ています。妥協せず諦めず丁寧にしっかりとの気持ちで取り組むとより良いものが生まれます。

②「ポイント把握力」問われている内容を即座に理解し的確に答える力。
 寿命はもちろん、一日24時間という時間も、そう生物にはどんな時間も限られているのです。限られた時間の中でどう有効にそれを使うか?文章を読み解き、会話に的確に答えていくことは有効に時間を使うには必要です。どうしたらそうした力を備えることができるかを聞かれることがよくあり、いつも考えていますが、大人の持つ概念をできる限り押し付けず、多くのものに触れさせ、感性を磨き上げることかと思います。一朝一夕にはできないことでありまた周囲の大人自身の感性も影響されることでもあります。一言で言えば親は多くの芸術や学問に触れさせ、同時に他人との必然とも思える出会いを考えていくことでしょうか?

③他人意識力 評価するのは他人である。ではあるが それに左右されず自分を生きる。
 言うまでもなく、試験で評価を下すのは自分以外です。日々そのような光景は他にあらゆるところで存在します。時にはそれに落ち込むこともあるはずですが、自分の存在価値、幸福感は左右されない強さも必要です。その試験、その評価での結果なのですから。ここだけは曲げられないという強さはきっとどこかでまた活きてくるに違いないと思います。

④素直な適応力 人の意見を傾聴し自分の成してきたことを改めることができる適応力。 
 強さとはいえ、今まで見ていた子達、成績が伸びるのはとにかく素直な子です。周囲の意見を聞き流すのではなく、自分の中に留め、改めるべきところは改める、といった適応力は何より重要です。他人からの言葉にまずは笑顔で「はい」と言えるか?悔しさも全ては自分を試されていると感じて考えてみる。大人でもなかなか難しいのですが、そんな子は集団のリーダーとしても輝いているところをたくさん見てきました。

 その他考えるとまだまだあるのですが、入試に親はついていくことはできない、それと同じで子どもの人生を一緒に生きることはできないと考えると、答案をラブレターとして書ける力は、その時を精一杯楽しんで生き抜く力と同じなのです。