新企画「プログレスコース 理系」

おしらせ

この講座は学校の授業に余裕ある小学生高学年から高校生に向けたものです。今回実験的に4回のコースとして特別価格で開催します。参加できる人数は限られていますので、定員になり次第締め切らせて頂きます。

コンセプトとしては、単に問題の解説の授業ではないことです。学問はどのようにして成り立っているかということから興味を知ってもらいたいと思います。

日程

  • 11月20日から12月11日の毎週土曜日19:00から20:30
  • 講師   東大理科一類 理学部物理学科、大学院理科系研究科卒 研究者
  • 料金   1回2200円(消費税込み)
  • 興味ある回のみの参加も可能です。
  • 松代教室 定員10名です。

ある程度学力に余裕ある小学生高学年から高校生に限定させていただけたらと思います。
お申込みは hanamichigenki@ak.wakwak.com にお名前と電話番号を添えてお申込みください。 

カリキュラム概要

今後4回の授業カリキュラムです。

アドバンストレクチャー 毎回19:00-19:40に実施。

中学・高校の授業ではあまり触れられない数学・物理系のトピックを紹介します。これらのトピック全て高校までの履修範囲の外の内容を含みますが、このような内容を中高生が取り組んでダメな理由はありません。物事に様々な考え方があることを垣間見て、思考・発想を柔軟かつ多様にするきっかけになると期待しています。理解できないことがあれば、即「わかりません」と言ってください。(なぜならみんな知らない前提ですから。多くの優等生はそこで頑張ってしまいがちですが、質問をする機会に質問しないと質問する力を鍛えられないのです)
 各授業日ごとの内容を参加者各々が何らかの探究をしてくれるとなお学力向上につながるでしょう。

11/20(土)

ペアノ算術と四則演算(仮) 小学校でなんとなく習ってきた「数字」や「足し算」は、いくつかの「約束」あるいは、「ルール」(厳密には「公理」という)として理解できるものです。数学や物理の多くの議論は、いくつかの「公理」と呼ばれるような、お約束と、そこからの論理展開によって 議論が形成されています。このような物の考え方に馴染んでおくと、数学や物理に馴染みやすい(かもしれません)。小学校1年生で習った「足し算」や「自然数」についてそれを調べてみようと思います。

11/27(土)

三平方の定理から考える時間と空間の物理(仮) 中学数学で習う「三平方の定理」を証明します。この時の証明の仕方を分析することで、 何を前提にした結果なのかの理解を深めましょう。ただし、聴講者全員が三平方の定理を既習だった場合は、三平方の定理を上手に用いると特殊相対性理論で出てくる「ローレン ツ変換」を導出します。特殊相対性理論については、「速く動いている物の中では時間が 遅くなる」とか、「速く動いているものは縮んで見える」といった、俄には信じがたい話 が出てくるが、何を前提に考えたかに着目してゆっくり追えば、中学生でも正しく理解できるはずです。私は中2の時に自分で手を動かして三平方の定理をガンガン使って相対性理論を理解しようとしていました。

12/4(土)

フェルミ推定(仮) 2回連続で聴き慣れない数学・物理の話をしてきたので、ここで息抜きがてら、誰でもできるゲームをします。簡単に言えば、当てずっぽうです。ただし、皆さんの知っているような知識から、なんとか、知りたい話を当てていこうというような物です。例:「日本にいる小学校の先生は全員で何人でしょう?」など。一番精度良く当てられた人には賞品を考えています。

12/11(土)

未来を予想する(仮) 物理学という科学の最大の目標の一つは、未来を予想することです。そこで、我々が小学 校で習った「速さ」について深掘りして考え、さらに、それをよく吟味することで、物理学が未来を予想するために編み出した運動方程式という方程式が、どのようにして、未来 を予想する方法を与えているのかを考えます。もっとも、そうやって未来を予想できる問題はほとんどないのですが…その辺りの話もすこしできたらいいかなぁと考えています。

なんでも質問コーナー

毎回19;50以降に設定。各自問題を用意してきてもよし、アドバンストレクチャーのテーマについて考えてきたことの発表でもよし。

コメント・注意点など

第1回は抽象的・形式的な議論を要求されるので、一般的に言えば、小学生にはかなり厳しいと思います。中学生・高校生でも馴染みがないので多くの人にハードだと思いますが、そういうことを言うと馴染む機会がないから挑戦してみようという企画です。

第2回は三平方の定理を履修済みの人ばかりなら相対性理論の話、未履修の人が多いなら三平方の定理の証明をしようと思っています。長方形の面積が縦×横、三角形なら1/2×底辺×高さくらいの知識は当たり前のように使えて、(xとかyといった文字は使えなくても)◯とか×とか文字を置いて考える問題をそれほど苦にせずできている小学校高学年ならできるようにします。

第3回のフェルミ推定は、知っている知識が多いことと、そのような知識を組み合わせるのが上手いことが鍵になります。なので、どちらかしかない人が両方をうまく持てるようにしたいという回です。個人的には小学生の時にはいろんな統計資料とか出てくる数字について知っていたので、物知り系小学生とか、逆に論理的発想が豊かな子(いるかなぁ?)なら、小学生でも参加しやすいかと。

第4回は、車に乗る時には速度計を見ちゃうような子で、小学校の速さとか移動距離の話くらいは馴染んでいる人に来て欲しい回です。私は鉄道が好きですが、速度計とか見ていると速さが変わっていくので、小学校の算数みたいに、速さが一定なことは限られていることを知っていて、じゃあ、速度が変化する時ってどうすればいいの?と思っていましたので、その時の経験を踏まえて話をするつもりです。

ある程度学力に余裕ある小学生高学年から高校生に限定させていただけたらと思います。
お申込みは hanamichigenki@ak.wakwak.com にお名前と電話番号を添えてお申込みください。