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花みち通信(チアリ―イングリッシュ)

2025年4月

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花みち元気塾通信 2025年3月「算数克服法」

入試も終わり来年度の準備をしています。
 新しく園児用花みちキッズがいくつか開講します。
 学童内塾「キラキラ」が始まります。
 社団法人での官民協働委託事業も増えます。
 世の中を見て必要なことを考えていく私たちの取り組みが認められていると信じて、感謝を忘れず、また気を引き締めて新しい年度に入っていきたいと思います。
 
 子ども達の中になかなか学校の授業、特に算数についていていけないという相談が増えています。一人で計算ドリルができないと宿題も大変になりどんどんページ数が溜まり、次第に学校も楽しくなくなってきます。


 分からないのにじっと授業を聞いているのは辛いか眠くなるかでしょう。私が高校生の時地理や物理の授業、大学生の時経営論の授業を聞いていると始まって5分で眠くなってしまう経験があります。「今日こそは」と思うのですが毎回同じで、今から考えると基本的なことが分かっていなかったのだろうと思います。
 
 そんな気持ちで小学生が毎日を過ごすのは親や友達にも言えないストレスを感じているように思います。テストの点数も低かったりすると尚更です。
 私は算数は得意だったのに小学5年生の時、割合のテストで20点を取り、学校の帰り道一人になってからそのテストをもう一度見返し、ショックを受けて小さく折りたたんでランドセルの奥にしまい込んだことがあります。今でもその時の周囲に木が生い茂っていた風景と生暖かい風の雰囲気は忘れることができません。その後数学が嫌になることもなく普通に進めたので一回のテストを気にすることはないのですが、もしそれを親や先生や友達から怒られたり笑われたりしたら算数というものを嫌なものだと思うようになったかもしれません。
 
 算数で苦戦している小学4年生や5年生がきたら進め方とポイントは掴めてきています。3ヶ月から半年かければ次第に苦手意識はなくなり、明るく楽しく算数に取り組めるようになります。

 まずは足し引き、掛け算から。割り算は後からです。大きくなっても指を使うことは全くとがめません。掛け算はスムーズでないといけません。分数が出てきたときは6年生で習う分数の掛け算割り算を先にします。分数の割り算は整数の割り算ができなくてもできます。約分の練習は数の感覚を養うのに最適です。その後分数の足し算や引き算で仮分数と帯分数を行ったり来たりしたり、通分を習って倍数を知ったりすることでかなり自信がついてきます。その後整数の割り算は簡単なものから始め、あまりや少数などの割り算は少しずつ取り組んでいきます。その頃には形や角度の問題は簡単に感じるはずです。


 忘れてならないのは無理にたくさんこなさないこと、時間が来たら、また来週とするか休憩します。無理矢理たくさんすることを強いなくてもできるようになると子ども自身クイズを解くように楽しくなって一人で取り組み出します。

ここまでくれば笑顔が出ます。会話も出ます。人としての魅力も増します。

 そしてもう一つ。具体的に褒めることが大切です。「あれ、前より計算早いね」「筆算きれいに書けるようになったよ」素直な子ども達の心と身体に具体的な言葉はスムーズに入っていきそれは次へのステップにつながるはずです。
大人は「どうしてできないの?」「早く勉強始めなさい」「もっとたくさん解きなさい」そんな言葉を言ってしまいがちですが、大人の方が意識を変えて心に余裕を持って接することです。
 最終的には今の世の中計算は携帯さえあればできるくらいの気持ちも持ち合わせてはいかがでしょうか?親は子どもが自立することが最終的な目標ですから。

 今年度もありがとうございました。新年度もまた一緒に学んでいかせていただけたらと思います。

藤井道子

花みち元気塾 つくば市の学習塾・小学生個別・中学受験・中学生