心から何かが溢れてくるような気持ちになることはありませんか?
私は「これがしたい」と思うとよくそんな気分を味わいます。その瞬間、それがどんなふうに広がるかと想像すると楽しくなり、後先考えず動き出してしまうこともあります。
あらゆることを考えてしまうと躊躇してしまうので時には良いこともあります。想像力と決定力は私にとって大切なものです。
小学3年生用の入塾テストを作成する時、どんな問題が子ども達の想像力を駆り立てるかと考えました。点数では測れない、でもその子の持つ良さが出ること、そして正解不正解はない、全てが正解な問題は何かと。
想像力を働かせるには五感で感じることが不可欠です。
ふと目にした気球の写真。この気球に乗ってどこかに行けるならどこがいいかなー?という問題にしたら想像力が膨らむのではないかと考えてその気球の写真を作文の問題にしてみました。
「この気球はどこに着くでしょう?」
この問題に子ども達からあらゆる答えが出ました。
「海に行きます。」
「公園に行って遊んでまたお家に帰ります。」
「宇宙まで行きます。」など。
みんなに花まるをつけました。想像力を働かせ、考えてこれにしようと決めたこと自体が花まるをつける由縁です。
コロナ時代に突入して数年になりますが、色々な制限の中でも多くの子達は前向きに元気に過ごしています。
案外人間は滅びてしまった恐竜より強いものなのかもしれません。
それは周囲に惑わされず決められた環境の中でどう生きるかを決定し、その決定を足掛かりとしてまた一歩前に進む力があるからなのではないかと思います。
子ども達が自分の道を自分で決定できた時、たとえどんな道であってもその道を絶賛して心から応援したいと思っています。それがその子の自信に繋がり、進む道に光が差し込んで欲しいからです。
私は写真から書く写真作文にハマって、自分で一眼レフのカメラを買って、写真を撮り作文問題を作成することに懲り出しました。
そして自分でホチキスでまとめて問題集にしました。
が、やはり稚拙に見える。なので出版社にお願いして編集してもらい、4月末にテキストとして発行することにしました。
子ども達の想像する力と決定する力の両方を備えて表現することができるようになると良いなと考えています。
私の撮る写真はいつもピントが合わず、多くの方々に協力をあおぐ形とはなってしましました。
いつも私の思いつきに付き合ってくださる周囲の方々には感謝の言葉しかありません。
大人でも考えてしまう「写真作文」。
ぜひ出来上がりました時にはご覧になっていただけたら嬉しいです。