かわいい柄のマスクをしている子が多いこの頃です。
そんな子達に「マスクかわいいね」と言うと「お母さんが作ってくれた」と笑顔で答えてくれます。
また、夏期講習などの休憩の時は
きれいでおいしそうなお弁当が並びます。
「お母さん、お料理上手なんだね、いいなー。」
と思わず声をかけてしまいます。
子ども達は「今日はオムライスだよー。」などと教えてくれます。
そうした時思い出すのは、私の子どもが私の作るお弁当の卵焼きを見て、
他の皆はきれいな黄色なのに、うちのは茶色っぽいと泣いたことです。
その通りで、子どもが幼稚園に入って、バザーがあった時、
お母様達が作るお菓子やバックなどの作品のすばらしさの衝撃は今でも忘れません。
子どものために時間をかけてていねいに形にされる様子を想像して心から感動しました。
私はお料理やお裁縫は苦手なので、ママ友に、
「私にはできない」と言うと、
「作ってあげる」、「教えてあげる」
と言ってもらい、私はどれだけ助けられたかわかりません。
本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
今、お母様方と面談をすると、
お子様のことについては何か自信ないようにお話しされる傾向があるように感じます。
私は100%すべて完璧な子はいないと思うので、
まずはその子が持っている良さを認めたいと思っていますが、
その良さを親としては若干けなしてしまう傾向があるように感じます。
こういう私も、「お子さん丈夫で元気ですね。」と言われて
「そこだけしかないのです」と答えて来た気がします。
これは日本人によくある謙遜を含めて言っているのだと思いますが、
人にはそれぞれ得手不得手があるので、
子どもの立場から考えると
「何よりそこが一番です。」
と言ってもらった方がずっとうれしいのではないかと感じるようになりました。
その時の表現方法で心の矢印が上向きになるか下向きになるか、大切なポイントです。
親であるなら多少言いたいことを言ってしまう気持ちはわかります。
ただたとえ、注意する時や叱る時でも、
最後は前向きな気持ちで終われることができれば
また親子の関係性も変わるかもしれません。
愛情と共感を忘れることなく、
どんな言葉が相手には響くのか、
私自身これからも考えていきたいテーマだと思っています。