5月とともに令和という新しい時代がやってきました、4月30日までは意識していなかった元号ですが、その日を迎えると新しい時代に気持ちが刷新されるように感じました。それぞれの人々の心の中に何らかの切り替えがあったことでしょう。
新しい時代はどのような時代になるのかそれは誰にも分からないことです。ですがどのような時代になろうと私たちは強さを持って生きていかなくてはならない。その「強さ」とは何か?それはどんな時にでも「自分は幸せだと感じる心を持つこと」だと思います。
仕事がAIに取って代わり、大学入試制度が代わり、小学校では英語や道徳が科目として導入されるなど、どの年代にも新しいことがたくさん増えていきます。ですが、私はその変化についていくことがすべてではないように感じて仕方ないのです。変化に合わせることももちろんすばらしいことですが、ついていけないからダメなことも全くない、もし確固たる自信があって社会で生きていけるのならばそれでいいのではないか?昭和は偏差値重視、平成はゆとり教育の時代と言われるなら、令和はあらゆる価値観を認めそれぞれの個性を発揮する時代になるのではないでしょうか?どんな人、どんな子がOKで、どんな人、どんな子がNOか、それをはっきり言うことができる基準が果たして評価する側に身に付いているのかも疑問です。そもそも評価するということも、その会社や学校といったその枠の中での評価であり、人間社会という大きな枠組みの中で評価するのは結局のところ社会の人々自身なのではないでしょうか?
まずは自分の価値を自分自身で認めることが大切です。私が子ども達にできることは、塾であるので学習を伸ばし、苦手なことを克服することであるのはもちろんですが、「そこがすばらしい」と口に出して認めていくことも大切な役割のひとつだと考えています。
その役割をより強固とするために、私は一緒に働く仲間に自信を持っています。全員、子ども達,生徒達、保護者の方々に真摯に向き合えるメンバーです。勉強の出来不出来といった人との比較ではなく、その子がどう伸びていけるか、それだけにポイントを絞っています。その子を肯定して認めて見る、更に良くなるにはどうしたら良いか試行錯誤して考える、入試で成功するかだけでなく、その先の人生まで見つめて共に歩んでいく、それは人と人とのつながりとなっていくはずです。これは私たちにしかできない文化であると思っています。
新しい年号とともに、社名を「hanamichi familiar」と変えます。塾だけにとどまらず、子どもを取り巻く環境にも貢献出来ることを追求して進んでいきたいと考えています。まずは子どもを育てるお母様方にスポットを充てます。子どもを育てた経験があるからこそ、子ども以外の生きがいにも目を向けるべきです。長い目で見れば、それは子どもの将来の幸せにもなっていくことでしょう。賛同して下さる方がたがいらっしゃいましたら是非声をおかけ下さい。
新しい時代、お母様方が更に輝けることを見つめて。合い言葉は、
「ママ達も、きっと出来る・・・そう信じて。」
藤井道子