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花みち元気塾通信 2018年11月号「自学する場」

花みち元気塾通信

 ファーストフード、ファミレス、スーパーの片隅など通りかかると中学生や高校生、大学生までもが勉強している姿を目にします。にぎやかで落ち着かないのではないかと思いますが、あまり気にならないように見えます。保護者の方との面談でも、「家では全く勉強しないのです。」というお話を8割以上の方がおっしゃいます。もはや家庭は学習する場所ではなくなったでしょうか?が、学習は自ら学ぶことが最も大切なので、学校や塾での授業の後はそれをもう一度理解し、覚えることや繰り返していくことが必要です。同時に学校や塾の宿題や課題もこなさなければなりません。家ではそれらをすることができないから、外のお店の机と椅子があるところを見つけては学生が集まり、一杯の飲み物で何時間も勉強していくことになるのでしょう。

 私は長い間、生徒達に授業で説明し、問題を解かせることを繰り返ししてきました。でもそれだけでは真の学力にはならないことがよくわかりました。そこで次に私が提供できるのは、自学自習の場を作ることです。私は気を引き締めた集中力を持つには、心や身体が緊張から解き放たれていなくてはいけないと思っています。そのためには安心できる場所でありながら、勉強するしかない環境が大切です。携帯やパソコンがあれば大人だって思わずメールやニュースをチェックしてしまうように、家で勉強しようとしても子どもたちは誘惑に勝てないのです。でも本当は、学習に集中したいし、成績もあげたい、そう思っている子が多いのも事実です。 

 9月から自学習室として新しい教室をスタートしています。受験間近の生徒に「質問あったらしてね。」と声をかけると、「するべきことがたくさんあるからまずそれをこなします。」と答えます。何をしたらよいか分かっているのです。まだ学習方法を確立していない小学生や中学1年生は課題を解き、まる付けをして間違えた問題の原因を見つけて直し、もう一度似た問題を解くということを繰り返します。そうすることで、どこまですればできるようになるか伝えられます。力が付けばやる気になり、自信になります。このサイクルに乗っていけば学習の習慣が付くはずです。

 勉強するなら偏差値を上げ、志望校に合格することが何より大切です。ですがそのためには学習する過程を省略することはできません。学びながらどういった学習法が自分にはできて、合っているのかを失敗を繰り返しながら確立すべきです。それは社会に出た時の力にもつながると思います。現に、小学1年生で漢字を、中学1年生で英単語をなかなか覚えられなかった子でも学ぶうちスムーズに覚えられるようになるのは、自分なりの覚え方を身体で習得できるようになったからです。自学する意味はそこにあるはずです。

 生徒に「休憩用にソファーとか置いておこうかな?」と聞いたら、「それはやめてください。すぐにゆったりしたくなるから。」との返事が返ってきました。「偉い!私ももう少し過程を大切にした勉強をしておけばよかった。」と思いましたが、「It is no use crying over sprit milk。」

 私は生徒へのお手伝いに徹します。本当の学力が身に付きますように。

☆花まるグループでは自習を自学と呼んでいます。

藤井道子