小学五年生の社会を担当しております、野島と申します。
家庭では小学三年の息子、小学一年の娘の母として試行錯誤しながらの毎日です。
先日、子どもとの会話で好きな授業の話題になり、「お母さんは国語と社会が好きだったけれど、体育は苦手だったなぁ」と漏らすと、
体育が大好きな息子から「え、体育は全然、なんにも、全部できなかったの?」と返され、
私は少し反論モードで「確かにほとんど苦手だったけれど、走り高跳びだけは結構出来たんだよ!」と食い気味に答えてしまいました。
直後、ただ純粋な質問に大人げなかったと反省しながらも、数少ない得意種目を思い出したことが糸口となったのか、
そういえば徒競走も低学年のうちはダントツに遅かったけれど、高学年になると少しずつ差が縮まって一人抜かせたときは嬉しかったな、など
小さな喜びもあったことを思い出しました。
勉強だけに限りませんが、苦手なジャンルのなかにも小さな得意・好き・成功体験が散りばめられているのに、
苦手分野とひとくくりにしているうちにそれらを忘れてしまうことは案外多いのかもしれません。
これから世界を広げていく子どもたちは特に、ちょっとしたつまずきからそのジャンルの好きを閉ざして忘れてしまったり、好きに出会うチャンスを狭めてしまうのは非常にもったいないですね。
私たち大人は、自身の経験をもとに、苦手のなかの好きを見つける手助けができるのではないでしょうか。
私も例えば社会の授業で、ひとつの単元の結果のみで苦手科目と思い込まないように、
算数が好きなら、年号や経済分野を覚えるのが得意かも。理科が好きなら、産業の細かい原料を覚えるのが得意かも。
間違えてしまった都市名も、お友達のゆかりのある土地らしい!
など、さまざまな気づきのヒントを伝え、好きを見つけるサポートをしていけたらと思います。
野島