花みち元気通信part2 2021年10月号「ただ見る力」(岡本)

通信2

「子育てで一番大切なポイントってなんですか?」
親御さんからよく聞かれるこの質問に、いつもこう答える。
「いやあ僕も分かんないんですよねー、ははは!」と。

なんてテキトーな奴だとご指摘を受けそうだけど、本当に分からない。というよりも、子ども(というか人は)一人ひとりまったく違う生き物なのだから、そもそも子育てや教育に、全員共通の正解なんてないんだろうなとつくづく思う。

矛盾するようだけど、だからこそ、岡本が子どもたちと向き合うときに、一番大事にしていることがある。


それは、「見る」こと。

今どんな気持ちで、何を考えているのか。何に興味を持っているのか。目の前の子どもを、ありのまま、見る。
たとえば、子どもに算数を教えるとき。そんな解き方じゃダメでしょと小言を言うでもなく、正解に辿り着くためのヒントを出すでもなく、問題を解く様子をただ黙って見守る。そして子どもがどのように問題と向き合い、どんな方法で解こうとしているのか、深く知ろうとする。そうして初めて、その子の「現在地」を把握でき、その子が今求めているアドバイスを送ることができる。

大人側がいつも正しい、子ども側はいつも未熟だ、そう思っているうちは、大人からの助言は子どもにとってただの「押し付け」でしかない。

年齢は違えど、子どもはわれわれ大人と対等な存在だということ、そして、子どもたち一人ひとりがまったく違う個性を持っていることを肝に銘じて、
その子にぴったりの向き合い方を、子どもと一緒に探し続ける。そのための「見る」、がとても大切なんじゃないかと思う。

なーんて偉そうなことを言いつつ、「いやいや、こうやったら解けるやん!」と今だに子どもたちに「押し付け」てしまう今日この頃ですが。(笑)
皆さんと一緒に、少しずつでも成長できたらいいなと思っています。

岡本幸也

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