「国語の勉強の仕方がわからない…。」という保護者の方やお子様からの声を、最近よく聞くようになりました。
学校では、作品自体を深く読み進めていくため、勉強の仕方を教わる機会が 中々ないようです。そこで、毎回の説明文の問題を解く際の勉強の仕方として2つお勧めいたします。
1つ目は、作品でのキーワードを掴む練習です。子どもたちに大切なことを伝え、何かを説明す る時、私も無意識に同じことを何度も繰り返しています。説明文の中にも、要点として同じ言葉が 何度も出てきます。それが作品を理解するキーワードになっていることが多いため、すぐ印をつけ る習慣をつけましょう。
2つ目は、文章を抽象的な内容と具体的な内容とに分ける練習です。日常で、その言葉だけでは わかりにくく形が伴わないものを、わかりやすく説明しようとする時「例えば…」と具体例を自然に挙げることがあります。それが説明文でも繰り返し見られます。
抽象でも具体でも伝えたいことは同じであることを意識しながら分割し、特に抽象的な内容に注目して読み進めるトレーニン グをしましょう。
また、日常生活のご家庭での会話も重要なひとつと感じます。学習方法はこちらで伝えていきま すので、ご家庭での会話を大切にしてもらえたらと思います。今後も基本を大切にして、お子様と 国語について深く考えて参ります。
小吹 光