塾生【2026年度合格実績更新中】

花みち元気塾通信 2026年6月「学びの始まり」

早くも6月に入り、夏休みのスケジュールを考える時期となりました。
この時期になると、保護者の方からよくこんな言葉をいただきます。
「これだけで大丈夫ですか?」

夏休みは、子どもが大きく伸びる大切な時間です。
私どもでは、受験コースや補習コース、園児コースや英語コースなど、さまざまな講座を用意していますが、私が何より大切にしているのは「人と比べない、その子自身の伸び」です。

もちろん受験がある場合には、ポイントを絞った指導を行います。入試が近いのか、まだ先なのか、そのスパンを見極めながら、今できることを一つひとつ積み重ねていきます。

どの段階においても、最も大切なのは基礎力です。
計算や漢字といった基本は、「そればかりで大丈夫だろうか」と感じられることもあるかもしれません。しかし、計算を正確に、時間を意識して解く力や、漢字を間違えずに身につける力は、すべての教科に通じています。
正確さとスピードは学習の効率を高め、漢字をスムーズに覚えられる子は、英単語や社会・理科の暗記にも自然と力がついていきます。

その子に今どのような力が足りていないのか、まず何から取り組むべきかを考えることも、私たちの大切な役目です。
山のように問題を解くのではなく、一問ずつじっくり取り組むことから始める子もいます。一見遠回りに見えても、長い目で見ればそれが一番の近道になることもあります。

これまで思うように進まなかった子が、ある日を境に数学に目覚め、目の色を変えて問題に取り組み始める――そんな瞬間に立ち会うことがあります。
また低学年の子たちは授業では実験や体験を楽しんでいますが、来るとすぐに宿題を出し、宿題でないところまで進めている子もいて、家庭学習はかなり身についていると感じます。私が目指すところでもあります。

子どもたちの必死になる瞬間がいつ訪れるのかは分かりません。だからこそ、今の積み重ねが何よりも大切なのだと感じています。

継続することで、それは確かな力へと変わっていきます。

そうして身についた学習姿勢は、やがて大きな力を発揮します。
子どもたちは、まるで旅をするようにさまざまな経験を重ねながら、自分自身の「これだ」と思えるものに出会っていきます。

私たち大人にできることは、多くの経験の機会を与えること。
良いことも、うまくいかなかったことも、すべてがその子の成長につながると信じて、明るく前向きに見守っていきたいと思います。

私自身も三人の子どもを育ててきましたが、それぞれまったく違うタイプで、一筋縄ではいきませんでした。がんばることも時期もそれぞれです。
私自身は勉強より遊びに夢中だったので「よく頑張っているな」と思えます。が、一方で今も心配していることも事実です。
そんな保護者の気持ちは、誰よりも理解しているつもりです。

この夏も子どもたちの心の中に、きらめく何かが残るよう、今までの多くの経験と想いを込めてはりきっていこうと思います。