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花みち元気塾通信 2025年8月「初めの一歩」

夏休みに入って2週間。
夏期講習、オルタナティブスクールのサマースクール、通常授業、市や小学校での委託授業、そして事務仕事――。
分刻みの毎日を駆け抜けました。

無事に前半を終え、ひと息。


頭の中に「やるべきこと」を詰め込み、順番に片付けていく日々。
それでも忘れてしまい、同じ道を行ったり来たりすることも。
けれど、不思議とイライラも落ち込みもありませんでした。
なぜなら、全部自分がやりたくて決めたことだったから。忙しささえも楽しかったのです。

サマースクールで改めて感じたのは――
子どもたちのエネルギーは無限だということ。
発想も、バイタリティも、個性も、それぞれまったく違う。
誰が良い悪いではなく、その違いこそが強みになる。

いざこざや揉め事は当たり前。
大人だって、国同士だって、何かしら抱えながら進んでいる。
大事なのは、それをどう乗り越えるかを学ぶこと。

経験は、本当に大切です。
頭で描いたことを実際にやってみると、必ずギャップが生まれます。
そのズレを直していくたびに、環境はより良くなっていく。

私はまず、自分でやってみます。
そして気づいたことを仲間と共有し、やがて自分が直接動かなくても回る仕組みを作りたい。
そうすれば、より多くの子どもを支え、働きやすい職場や新しい雇用も生まれます。

授業中にも感じます。
経験が豊かな子ほど、学習を具体的にイメージしやすいということを。
社会なら、実際に訪れた場所の話に「知ってる!」と目を輝かせます。

料理や家事の経験から、算数や理科の問題を思い浮かべることも多い。

だからこそ、夏休みの授業はドリルだけでなく、経験を取り入れるよう心がけています。

一歩踏み出すには、勇気と少しの怖さが要ります。
でも、やってみなければ分からないことがたくさんある。

大人なら、10分早く起きる。
毎日歌を歌う。
子どもなら、知らないことをひとつ調べてみる。
そんな小さなことでいい。

大人も子どもも、今日から踏み出してみましょう。
たった一歩が、新しい自分への扉を開きます。
そして、その先で――きっと何か大切なものを見つけられるはずです。