年度末忙しく気が付いたら一日何も食べていないことに気がついて立ち寄ったラーメン屋さん。注文を取りに来た店員さんは海外の方。私が聞いたことが理解ができなかったようでした。後から日本人の方が聞きに来てくれ問題はなかったのですが、まるで日本にいるのではない感じを受けました。働く人が少なくなっていく日本ではこうしたことが増えていくと思います。
授業に入らせて頂く保育園や子ども園では学童などの小学生の預かりをたくさん目にするようになりました。母親が働くことが普通になり子ども達の昼間の居場所が必要です。
私が子どもの頃、ロボットが働くのはドラえもんの世界と思っていましたが、ファミレスではロボットは見慣れた姿になりました。
それに加えて予想のつかない暑さ、予想のつかない寒さ、予想のつかない地震など日々自然の変化も感じます。
こうした世の中の変化に合わせて人々が必要とすることは何かを考えることは私の関心あることの一つでもあります。
中学受験コース、高校受験コースは形となってきました。なかなか学校の授業についていけない子達向けの個別補習コースも全員が高校に合格できています。
こうした今、更に子ども達を取り巻く世の中で求められていると感じるのは不登校の子ども達の問題と送迎の問題です。
両親とも働く家庭のために送迎もしていますがあらゆる地域にお迎えに行くには限度があります。
そこで考えたのがつくば駅直結のテナントで不登校でも不登校でなくても関心があれば通えることのできるオルタナティブスクールです。
自宅近くの駅まで来れば電車に乗って終点のつくば駅で降り即教室に着けます。
そこでは自分の好きなこと、楽しいことを見つけ、自分の価値を見出し、自信をつけ次のステップに弾みをつけて欲しいと考えています。
学習は中学や高校に入っても続きます。受験が終わったとしても人生においては常に学習の連続です。学び、知ることは一生必要とも言えます。それならば楽しく学んでいければそれは人生の喜びの一つとなります。
人との比較ではなく自分の心が喜ぶことは何か心に向き合っていく手助けが子ども達に向けてできないかと考えています。
それにはあらゆる経験と多くの人々に接していくことが大切です。
どのような子にも目に見えないくらいかもしれない小さな変化を起こせたら、それが少しずつ積み上がり、いつか大きな成長と感じられる姿になると思います。
子ども達が変化するのは何かを考え、それを実現するために必要なことを生み出すをコンセプトに今新しい学習の形を関わる人々と共に思案しています。
世の中の変化に負けない柔軟な思考と心はこの世の中を生きる強さになっていくと思います。
藤井道子