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花みち元気塾通信2025年2月「誰でもOKなフリースクール」 

2025年が明けて1ケ月、新しい年も慣れてきたところです。多くのものがネット上で見られるようになり、それと共にプリントで確認ということがなくなってきました。そのため、今年からはお便りを紙で配布することをできる限り少なくし、携帯やパソコンからスケジュールなどが確認しやすくできるようにしていく予定です。

時代の変化により子ども達の環境も変わってきています。学校に行かない選択もひとつの道との考え方も広がってきました。今、不登校の子ども達向けのフリースクールも多くの場所であらゆる形で展開されています。
今回は私が考えるフリースクールをこの場でお伝えしたいと思います。

夕方になり気が付くと玄関にはもうこれ以上置けないくらいの靴が並びます。自習に来ているのですが皆の居場所にもなっていると感じます。学年はばらばら、していることも自由、学力も関係ない。でも皆楽しそうに過ごす。これが私のフリースクールです。

学校に行っているか行っていないか?
その子だけに備わっている特性があるかないか?関係ないのです。
親となってみると、学校に行っていることは安心、他の子とは違うところがあると心配、周囲の皆と同じことにホッとし、周囲の子達より優れた才能があるとうれしい、これは親なら誰もが感じる率直な気持ちです。想像上の理想の子を漠然と思いながら、自分の子には何かしら不安なことを考えてしまうのも仕方ないことです。

その気持ちは悪くない、愛情があるからこその想いと自分を肯定してあげてください。
その上でできることは、他の人に我が子を共有し、感じている不安な気持ちを軽減していくことかと思います。


子どもを託せる共有場所が私の考えるフリースクールで、そうしたフリースクールを創りたいと思います。

学校に行きにくい子も、今日だけは行かない子も、入試があり自分の勉強をしたい子も、今日は学校ではなく「ここに行こう」と子ども自身が決めて来るなら、私は常に鍵を開けて開放したいと思います。

その際私が必要と思うのはその子の状況や特性で心に壁を作ったり色眼鏡で見たりしないことです。ただすることはその子そのままの姿を丸ごと認め、その子一人ひとりを見て、私には今何ができるかを考えて接することのみです。

今年もなかなか学校に行けなかった子、行けなかった時期もあった子が皆高校に合格しました。
4月からの高校生活を楽しみにしている子ばかりです。未来を想う気持ちを持つことが何より大切です。人生に遅すぎることはない、いつからでもまたスタートできます。スタートのためのエネルギーを充満できる場所としていつでも心を開いて受け入れられる場所、そんなフリースクールが私の理想です。

そのためには信頼できる関係が大切、焦らず急がず、常に笑顔で皆が過ごせる、何かを始めたくなる、そういった場所になることを考えています。