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 花みち元気塾通信2024年7月「認めてもらえる環境に身を置くこと」

 小学生は低学年と高学年では全く違う時代と思いますが、小学生と中学生もまた気持ちの面では大分違う時代です。


 夏休みに入るこの時期に思い出し、中学生によく話すことがあります。
 私は中学1年生になりたての頃、毎日が楽しくて楽しくて何を見てもおかしくて仕方ないという日々でした。そんなある日の給食でのことです。机をつけて向かい合って食べていましたが、私が牛乳を飲んでいる時、ある男子が小松くんという子に向かって「小松の親分さん・・・」と抑揚つけて言ったのを聞いて笑いが押さえきれず、牛乳を吹き出してしまいました。手で押さえたのですが、押さえきれず、鼻から牛乳が流れてしまい、周囲の男子に「きたねー」と大笑いされたことがあります。顔が熱くなったので多分真っ赤になっていたと思います。調子良さはこうした失敗にもつながると反省しました。また、中学3年生では学級委員として真面目に生活したばかりに、先生とクラスのメンバーの間で悩んだこともあります。もちろん今考えると全てが良い思い出です。

 今年度の中学1年生が賑やかで楽しそうな姿を見ると「もう少し落ち着いて」と願いながらもこの時期にしかないこの気持ちは「いいなー」とも思います。コロナが明けてもなかなか子ども達の解放された雰囲気を見ることがなかった数年間でしたが、ここに来てようやく賑やかな雰囲気が戻ってきました。これから多くのことを経験し、さまざまの思いを感じて自分と向き合っていくことになるでしょう。親への反抗心も強くなり、社会の納得できない部分も知り、そうは思いながらもこの先どうするかを思ううちに中学も卒業となって次の道に進んでいくのだと思います。大切なこの時期一生のよい経験と思い出を作ってもらいたいと思います。よい経験というのは成功だけではなく失敗も入ります。部活の試合で負けた悔しさ、試験で思ったように成績が取れなかった残念さを皆失敗と思いがちですが、次につながるための良い経験としてもがきながらもまた一歩前進する強さとたくましさを持って欲しいと願います。が、これは大人だから言えることで、人間は思ったほどタフではありません。優しさや繊細さを備えている子ほどすぐに気持ちを転換することは難しいものです。そういった時力になるのは親以外の他人の力です。親ではない他人にあるがままの自分を偽りなく認めてもらえた時、エネルギーが新たに備わった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。ですので思春期の子を持つ親は誰に我が子を託すかが重要です。

 私はその子がもし自分の子ならどうするか?の視点で生徒一人ひとりを見ることにより、講師との相性を視野に入れながらその子が認めてもらえる環境作りをしたいと考えています。子ども達皆が皆上手くいく自信やおごりはありませんが、講師達が目の前の子に真の愛情を持って接することができれば子どもの心に必ず響くことと思います。

 暑い夏に負けない熱い愛情を子ども達に注げるよう取り組んで参ります。